日々に疎し

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代々木上原散策

カメラ用品の整理をしているとふと昔使っていたカメラが目に止まった。 SIGMADP1 というコンデジで2008年に発売されたものだ。当時としては珍しくコンデジで大型のセンサーを積んでおりその描画性能が話題となった。これ以降、カメラメーカー各社が競ってコンデジ + 大型のセンサーという組み合わせを発売するきっかけを作った転換点となるカメラだ。今年の頭にメンテナンスに出していたのでおそらく使えるはずだと思った私は久しぶりに持ち出すことにしたのだった。

小田急線の急行で新宿まで一駅、また東京メトロ千代田線の始発駅でもある代々木上原駅の周辺を散策することにした。

 

駅を出て井の頭通り沿いを西へしばらく歩くと東京ジャーミイというトルコのモスクがある。日本で最大級のモスクとのことだ。ここは一般の見学も可能なので何度か訪れたことがあったので久しぶりに立ち寄ることにした。

 

装飾の模様と色合いが美しい。画素数が少ないわりに複雑な模様をシャープに切り取っている。 DP1 は低照度での撮影が極めて苦手で日が当たっていない場所を鮮やかに撮るということがとても難しい。 ISO もまともに使えるのは 200 までだと感じている。

 

モスクを出て小田急線の高架下を抜ける。高架下にはいくつか鳥の絵が描かれていた。

 

ちょうど解体作業中の住宅を見つけたので撮影。ここにはどんな人が住んでいたのだろうか。建て替えか、はたまた引っ越しか、などど考えてみる。それまであったものの状態が変化するとき、何か哀愁のようなものを感じてしまうことがある。

 

玉川上水の緑道に入ると神輿が置かれていた。このあと祭りがあるのだろう。その熱気を感じてみたかった。

 

緑道沿いに植えられていたひまわりは大きく首をたらしていた。もう夏も終わりだ。 DP1 は 28mm/F4 のカメラだがこういう構図で撮るとそれなりにボケてくれる。木漏れ日のボケもそこまでうるさく感じない。

 

緑道をそのまま進むとマンホールの蓋があった。暗渠となった旧玉川上水がこの下を流れているのだろう。

 

DP1 は明暗をとらえるのがうまいカメラだと思う。西日が作り出した影を広角レンズでとらえる。

 

視線を感じて上を見上げるとじっとこちらを見つめる姿があった。フレンチブルドッグだろうか。この店の看板犬か、はたまた客が連れてきたのだろうか。

 

この写真は正直驚いた。西日の当たりかた、手前の男性が早く歩いているのと電車が動いているのとでピント面が中央の男性のあたりだけになっているように見える。

こういう写真を意図して撮れるようになりたいと思うがなかなか難しい。

 

神社に立ち寄ると数人がお参りに訪れていた。皆何かを願っているのだろう。

 

ふと空を見上げると月が上っていた。青のグラデーションのワンポイントに月を入れて撮影。久しぶりの DP1 を持っての散歩はこれで終わることにした。

さて今日の夕飯は何にしようか。

ゴールデントラウトを求めて - 後編

初日の釣行でカーンリバーゴールデントラウトが一匹しか釣れなかったためカーンリバーの東、ブラックロックトレイルへッドへやってきた。

ここに車を止めてポイントまで徒歩で向かうことにした。

 

トレイルヘッドからカーサヴィージャメドウへ向かう。

 

しばらく歩くとゴールデントラウトウィルダネスの看板が現れた。

1995 年に FLY FISHER 誌で見たあの看板だ。

 

トレイルが雪解け水で小川になっているような箇所がいくつもある。

日中は暖かく20℃以上になるのだが夜には5℃まで気温が下がる。車中泊とはいえ寝袋が必要だ。

ちなみにカリフォルニア州では wilderness permit が設定されており国立公園内の荒野でのキャンプについてはライセンスが必要だ。キャンプをしたいという場合にはこちらのサイトをよく読んでから行くといいだろう。

Inyo National Forest - Recreation Passes & Permits

 

山小屋があるが屋根の一部が抜けてしまっている。

もう使われていないのだろうか。

 

2km ほど歩きカーサヴィージャメドウに到着した。柵が見えるので季節によっては放牧されている場所なのだろう。その中を流れるナインマイルクリークで釣りを始めることにした。

 

川の色はやはり茶色い。この色がゴールデントラウトの色素に影響していると思えてならない。そしてこんな小川のような場所でゴールデントラウトが入れ食い状態なのだ。

 

いいサイズのゴールデントラウトが反応してくれた。この個体は色が薄い。おそらくハイブリッドだと思うが黒点が少ないのでこのエリアにもともと住んでいた種類の遺伝子が強く出ているのだろう。

 

この個体は背びれよりも頭側に黒点が全くなくカーンリバーゴールデントラウトの特徴がとても濃く出ている。日本のヤマメに似ていてとてもきれいだ。

この個体もハイブリッドかもしれないが目的の魚体が見れたのでここで上がることにした。

 

帰りの途中 VISTA POINT からホイットニー山を見ることができた。まだ雪が残っている。

次回ここに来る時は wilderness permit を取得してキャンプしつつ釣りをしたい。そんなことを考えつつカーンリバーを後にした。

 

 

 

ヨセミテ国立公園

サンフランシスコから車で4時間ほど東へ行くとヨセミテ国立公園がある。

Mac OS のバージョンの名前にもなっているので聞いたことがある人も多いのではないだろうか。この写真の左側にある切り立った崖が El capitan で中央にちょこっと飛び出しているのが Half Dome だ。壁紙になっているので見たことがある人も多いと思う。

 

こちらは Yosemite fall だ。この時期は雪解け水のため水量が多い。迫力のある滝が見たいのであれば6月の下旬ごろ訪れるのがいいだろう。

 

熊注意の看板がいたるところにある。見慣れてしまったので「出たら仕方がない」くらいの感覚になっている。

 

ミラーレイクトレイルを歩くことにした。ふと上を見上げると Half Dome が見える。巨大すぎて感覚がおかしくなる。

 

ミラーレイクに到着すると多くの観光客が水遊びを楽しんでいた。

 

トレイルを進みスノークリークで折り返すことにした。

道中なんとボブキャットとすれ違ったのだがカメラの準備ができておらず写真に納めることができなかった。本当に可愛かったのでとても残念だ。野生のネコ科の動物を初めて見ることができとても感激だ。

 

スノークリークでも一応竿を出してみたのだが反応は全くなかった。今は雪解けで水量が豊富だが普段はほとんど水がないのかもしれない。

 

ハーフドームビレッジまで戻り宿にできそうな場所を探す。

今夜はこの辺りで泊まることにした。

 

翌朝、起きて近場を散歩する。朝焼けに岩山が照らされとても美しい。Mac OS Sierra の壁紙もこの時間に撮影されたものだろうか。

 

草原が雪解け水で満たされていた。奥に見える山にはまだ日が当たっておらず草原とのコントラストがきれいだった。

 

帰路の途中、VISTA POINT でリスを見つけた。カメラを構えて近づいても全く逃げない。可愛いのだがリスなどの野生動物は様々な菌を持っている可能性があり、もし噛まれた場合に感染症を発症するリスクが高いため安易に近づいたりしない方がいい。

少し距離をとりつつ写真に納めた。野生動物を撮りたいのであれば望遠レンズを使うことをおすすめする。

それにしてもヨセミテは人が多かった。シエラネバダ山脈を南から縦断して来たが一番人が多かった。もし訪れる場合にはシーズンを選んだ方がいいかもしれない。

 

カリフォルニアの休日 - ナパへドライブ

サンフランシスコから車で1時間半ほどの場所にカリフォルニアワインの産地、ナパがある。サンフランシスコで合流した友人とそこへ行こうという話になり足をのばしてみた。

 

ワイナリーから平野を望む。遠目に貯水池が見えるが本来ならばこの辺りは水があまりないように思うのでどこからか引いて来ているのだろう。 

 

ワイナリーの敷地内で料理人がピザを焼いていた。ちょうどお昼時だったので友人といただこうかという話になった。

 

窯で焼きたてのピザをいただく。塩気もちょうどよく生地もアメリカのピザの割に厚くなくパリパリする感じもあってかなり美味しい。正直なところ今回の旅で一番美味しかったように思う。私は運転しているので友人だけワインを飲んでいる。正直この時はうらやましかった。

 

別のワイナリーへも行ってみたのだがここへはリムジンで来ている人がいた。個人の所有か、はたまたツアーか。アメリカの事情はよくわからないがどこに行ってもスケールは大きいように思う。

 

販売のカウンターは多くの人で賑わっていた。私も飲みたいが運転があるため我慢しなければならない。

 

 何の空間だろうか。屋根を覆うシェードから漏れる光がきれいだった。

 

日よけの傘と空のコントラストがいい。 外の気温は暑いのだが日本と違い湿度が低いため不快になることはなかった。後で知ったのだがこのワイナリーのすぐ近くにあのオーパス・ワンのワイナリーがある。知っていたらそちらへも行ってみたかった。

 

帰りの道中 Bonsai と書かれたパネルの隣に男性が作業をしていた。盆栽の移動販売車のようだ。写真を撮った時には気がつかなかったのだがよく見るとピースをしている。手でも振っておけばよかったなと思った。

ナパに行く機会があるのならば誰かの運転、もしくはワイントレインで行くことをおすすめする。

Napa Valley Wine Tours | Napa Winery Tours | Napa Valley Wine Train

カリフォルニアの休日 - サンフランシスコ

アメリカへの釣行が決まったタイミングで友人がサンフランシスコへ出張していたので連絡をとり会おうかということになった。

 

トレジャーアイランドからサンフランシスコをのぞむ。 地中海性気候と強風の影響で6月の後半だというのにとても寒い。体感温度は 10℃ よりも低いのではと思うほどだ。

 

市街は一方通行が多く車で訪れた場合には慣れていないと同じところをぐるぐる回ってしまう。

 

歩道とのさかいの縁石の色によって駐車のルールが異なる。サンフランシスコで車を乗る場合には細かいルールが決められているので運転されるという人はちゃんと調べてから行かれることをおすすめする。

 

後で調べると有名なアートギャラリーのようでこの場所を借りパーティを開催することができるらしい。通りかかったのは昼だったからか、中から熱気は感じられなかった。

 

工事の作業員だろうか。 日陰とのコントラストが強くこういう構図を撮るのは難しい。

 

大きなポスターを貼っている最中だった。 遠目だとつなぎ目は全く見えない。拡大して見ると少し重ねて貼っていて「ああ、なるほど」と納得した。

 

この道を奥へ進むと急な坂になっている。山を切り開いて作った町という感じだ。

 

青信号を横断中に一枚。パウエルストリートとギアリーストリートの交差点を西に向かい撮影。中心地だけあって多くの観光客で賑わっていた。

 

サンフランシスコの名物のケーブルカーだ。友人曰く「外側に立つのは慣れていないと危ない」とのことだ。

 

ユニオンスクエアの中央にある銅像とその後ろに見えるのは老舗のセントフランシスホテル。

ユニオンスクエアを出ると友人宅で夕飯を食べようかということになったので好意に甘えてお邪魔することにした。