日々に疎し

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新年初釣り

ここ数年、正月になると帰省して友人と静岡へ釣りに行くのだが戌年の今年も例にもれず行くことになった。

場所をどうしようかと話し合ったのだが、ここ数年は清水港や由比漁港での釣果がさっぱりだったので実績のある田子の浦へ行くことになった。

 

戌年ということなので実家の犬を載せてみる。年を取ってだいぶ大人しくなってきたように思う。

 

田子の浦に着くとすでに釣りをしている人が何人かいた。釣果はどうだろうか。

 

湾を挟んで対岸の防波堤でも釣り人の姿が見えた。小さい人影も見えるので家族釣れだろうか。左下には清水港のクレーンが見える。

 

水面を異なる焦点距離でとらえる。全く違う表情になることに驚いた。

 

防波堤のすぐ下には小魚が群れを作っていた。

 

 

先ほどの灯台と防波堤。時間で全く違った表情を見せてくれる。

日が沈んでしまったがまだ魚を釣り上げることはできていないのであきらめムードに。

 

そんななか投げたエサを回収しているとあたりがきた。そんなに大きくはなさそうだがまだ一匹も釣り上げていないので必死だ。釣りあがったのは20cmほどのカサゴだった。

もう少し大きいと刺身でもいいのだがこのサイズだと唐揚げにするくらいしかない。正月からそれをするのも面倒なので海に戻っていただいた。

 

帰り道、スーパームーンが見えたので友人に車を止めてもらい撮影した。大気のゆらぎのせいでぼけてしまっている。もっとシャープに映せると思っていたのでこれは撮影方法を研究しないと難しそうだ。

なにはともあれ、初釣りで釣ることができたので幸先がよいと思いたい。

料理の神様

日本で唯一、料理の神様を祀った神社が近くにある。

食事をしているとお店の店主がそう教えてくれた。ちょうど今日式典をしたばかりで、ミシュランの星付きレストランのシェフも訪れるのだそうだ。私も料理が好きなので折角なので立ち寄ることにした。

 

社の脇には包丁家と掘られた石碑があった。

 

社はとてもきれいでしっかりと手入れされていることがうかがえる。

 

中に入るとかわいい椅子が並べられていた。昨日の式典で使われたものだろうか。

 

境内に飾られた明治時代に描かれた絵は色あせてしまっている。当時の色彩で見てみたかった。 

 

厳かな雰囲気だ。京都などでは撮影禁止の札が立てたれているがここには無かったので遠慮なく撮らせてもらうことにした。 SIGMA SD Quattro H は低照度下の撮影が苦手なカメラなのだが、日中なので室内でもなんとか撮影することができた。

 

境内から参道を望むと遠くに水平線が見えた。

 

外に出てすぐに絵馬がかけられていた。失礼だとは思ったが少し見させていただくとほとんどが料理人のものだった。さすが料理の神様の社である。中には英語で書かれた絵馬もありこの場所が多くの料理人に知られていることがわかる。改めてお参りして神社を後にした。

 

帰り道の脇に蜘蛛が巣を張っていた。蜘蛛にピントを合わせて撮影する。

遠くに見える雲が早く動いている。まだ冬のそれとは違う気候に驚きつつ社を後にした。

千葉の山奥をぶらぶら

そうだ千葉に行こう。

どこかで聞いたことのあるようなフレーズが頭に浮かび連休を利用して訪ねることにした。

もともとは東北へ行こうか、それとも東海あたりをまわってみようか、などと考えていたのだが調べてみると東北は紅葉が終わってしまっているし、東海地方はこれからというタイミングで千葉がちょうど紅葉の時期だとのことだった。それに考えてみると千葉で行ったことのある場所といったら船橋や頭に「東京」と名のつくテーマパークあたりまでで、それよりも南、南房総へは行ったことがなかったのだ。これはいい機会だと思い足を伸ばすことにした。

アクアラインを利用すると南房総のあたりまで2時間ほどでたどり着くことができた。

紅葉の名所だという養老渓谷を散策する。 

 

養老渓谷へ向かう途中2重に穴が空けられたトンネルがある。元々は上の出口は使われていたのだが下に出口を通したためこのような形で残っているとのことだ。トンネルを抜けて渓谷沿いの遊歩道に降りる。

 

遊歩道に降りると多くの観光客の姿があった。 

 

遊歩道は先日の雨の影響でぬかるんだ場所が多かった。雨が降った後に訪れる場合には泥で汚れてもいい靴で行くことをおすすめする。

 

歩道の脇には小さな滝があり、歩道を横切って渓谷へと流れている。

 

渓流にせり出した紅葉を見ることができた。赤、橙、黄色、黄緑、緑とグラデーションが綺麗だ。今年は気温が高く紅葉が遅れているとのことだが、これはこれで美しい。

 

こちらはまだ赤くならずに全体が黄色くなっている。

 

赤と緑が混ざっている。同じ場所にあるのに陽の当たり方が違うのだろうか。 

 

 遊歩道を進むと栗又の滝にたどり着いた。多くの観光客が記念撮影をしている。

陽の差し込み方が真上からではなかったので紅葉の箇所だけに日が当たっていて明暗差が大きく撮影するのが難しい。

ここで国道に抜ける階段があったのでそのまま上がることにした。

彼岸の帰省

ここ数年この時期になると実家に帰省している。禁漁前に友人と釣りにいくのと盆に帰省しないのでそのかわりに、というのとで都合がいいのだ。

前日の釣果がよかったのでこの日は竿を置いて近所を散歩してみることにした。

 

実家の犬。なんだ遊んでくれないのか、と諦めた表情をしている。うちに来たばかりのころは真っ黒だったのだが茶色い毛が増えた。甲斐犬は狩猟犬だがこの子は臆病なので狩では全く役にたたなそうである。

 

彼岸花が満開だ。ハイキー気味に撮影してみた。

 

こちらはローキーで。全く印象が違う。

 

不思議な彼岸花を見つけた。背景を暗くして花を浮かび上がらせてみる。

 

 花弁の中央が淡いピンクでその縁が白い。あまり数が生えていなかったのだが群生していてもきれいだと思う。

 

金木犀が満開だった。この時期になり、どこからともなくあの香りがすると思わず「金木犀はどこだろうか」と辺りを探してしまう。

 

稲穂が首をたらしていた。もうすぐ収穫だろう。

新米で栗ご飯にでもしたら美味しいだろうな、などと考えながら地元を後にした。

禁漁前の釣行

いつも渓流釣りに行くメンバーに「禁漁の前に釣りに行こう」と声をかけるとすぐに「OK」と返事が返ってきた。

日本の北海道以外の河川の多くは 3/1 から 9/30 まで、イワナやアマゴなどの渓流魚が解禁となり釣りができるのだが、その期間外は禁漁となる。その期間の最後に渓流釣りの締めとして釣りに行きたくなったのだ。場所は山梨県富士川水系へ行く事になった。

現地に到着すると台風一過で秋晴れの空が美しかった。空気も変わったように感じる。もうすぐ秋だ。

 

目的の渓流に到着した。

前日の雨の影響で多少増水しているように思える。川底の石の色が違うので左側は普段は水が流れていないのだろう。水も澄んでいるのでこの程度の増水であれば問題はなさそうだ。

 

早速友人が釣り始める。魚の反応はどうだろうか。

 

釣り始めてすぐに 22cm ほどのアマゴを釣り上げた。アマゴはヤマメと違い朱点が体側に散りばめられている。ヤマメはサクラマスの陸封型、アマゴはサツキマスの陸封型だ。アマゴの分布域は伊豆半島より西の太平洋側、四国、九州の一部までとなっている。

 

河原を上流へ進むと台風の時にでも押し流されたのだろう。大きな流木が横たわっていた。前日の雨が大雨にならずによかったと思う。

 

友人が釣り上げたポイントの少し上流で釣らせてもらうとすぐに反応があった。

「デカい!」

普段とは違う反応に興奮して友人に声をかける。去年もこの河川で大きなイワナを釣り上げていたので友人が「イワナかな?」と返事があるがどうも違う。引き寄せてネットに収まったのは指4本、手のひらほどの体高のあるアマゴだった。

 

体長はちょうど30cm。こんなアマゴをフラフィッシングで釣り上げたのは初めてだ。

 

これで友人二人に火がついたようでどんどんと釣り上がっていく。

 

釣り上がる途中に何度か見かけた蛙。名前が分からないのでネットで調べてみるとアズマヒキガエルという種類のようだ。近づいても全く逃げようとはしなかった。

 

友人が何度か釣り上げるのだがあまりサイズが上がらず苦笑いしている。

 

もうすぐ夜になる。最後にもう少しねばってみたのだが魚の反応はあまり良くはならなかったので上がる事にした。

前日の雨の影響か反応が渋かったのだが、あの1匹が釣れた事で2017年の釣り納めは楽しめた。また来年、さらに大きくなった魚が釣れる事を願って。