日々に疎し

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雨の京都散策

仕事の都合に託けて京都を訪ねることにした。以前は毎月のように行っていたのだが去年からは年に数回ほどしか行かなくなってしまった。

それで「京都に行きたい」という欲がたまり、仕事のタイミングもあって訪ねることにしたのだった。

ちなみに今回の写真だがすべて f1.4 で撮影している。正直、出てきた絵を見て想像以上で驚かされた。

 

京都は北山、大徳寺の周辺を散策する。

若いカップルが雨のなか手を繋ぎ歩いていた。点のようにしか見えない距離でもしっかり解像している。

 

雨の日は緑がより艶っぽく見える気がするのだがなぜだろうか。

大徳寺を訪ねた目的の一つが高桐院だったのだが来年の3月いっぱいまで工事をしているそうで見ることはできなかった。またそのうち訪ねようと思う。

 

小枝にまとわりつく水滴にピントを合わせて撮影する。水滴が点光源のようになっている。こういうのは雨のときでないと撮れない。

 

降ったり止んだりで、急に大雨になることもあった。カメラが防水ではないため屋内から撮影する。 

 

雨の日の枯山水はまた独特な色がありこれもいいなと思わせてくれる。

しばらく床へ座り込み無心になる。

 

一時期屋根の飾り瓦の写真を撮ることに執心していた時期があるのだが特にこの玄武をモチーフにしたものが珍しく好きだった。京都市内では覚えている限り、この大徳寺南禅寺の三門へ登る階段の途中にあるものくらいしか記憶にない(あともう一箇所どこかで見たような気もするが)。

興味を持たれた方は寺院などで屋根の四隅をみてみると面白いかもしれない。

 

大徳寺を抜けて今宮神社を散策する。

 

雨が上がったところで境内を後にした。

参道には茶屋が何軒かあり「お姉様」たちがを餅をすすめている。せっかくなのでいただくことにした。名物の「あぶり餅」だそうだ。お茶と焼きたての餅が冷えた体を温めてくれる。

携帯に目をやると友人と飲みに行く約束をした時間が近づいている。友人に連絡をとり茶屋を後にした。

南房総の釣り - 後編

南房総まで釣りに来たのだが暴風のため全く釣りができるような状況ではなかった。

風は西から吹いていたため、風裏となる東側の海岸を狙うことにした。

 

 漁港からは灯台が見えた。

 

島へは防波堤から直接橋がかけられていた。とても頑丈そうで台風でもビクともしなさそうだ。ここから島へ渡る。 

 

島に渡るとすでに何名か釣りをしている方がいた。釣果が気になるが見ている限り釣れている様子はない。

 

風裏とはいえ太平洋に面しているため波は強く濁りも入ってしまっている。この状況での釣りは難しそうに見えた。

 

湾内へと戻ることにした。

 

湾内は穏やかで波の影響も無いようだ。

 

街灯へと繋がる電線にはいくつも仕掛けがぶら下がっていた。竿を振りかぶって投げる際にちょうどこの位置になるのだろう。かなり危険に思えるが感電しないのだろうか。

私も仕掛けを引っ掛けないように注意してルアーを投げる。 

 

湾と外洋との間の辺りを狙っていると何投目かであたりが来た。釣り上ったのはなんとメッキだった。20cm 程度だったがそれなりに引きがある。大型のものは150cm 以上にもなる魚だ。

小さかったのでお帰りいただいたのだが、後日知人にメッキが釣れたと伝えると「どうしてリリースしたのか」「20cm くらいなら塩焼きにしたらおいしいのに」と教えてもらった。大型のメッキこと GT にはシガテラ毒があるのだが小型のものは食べることができるそうで 30cm くらいなら刺身でもおいしいとの事だ。

 

その後、アタリは遠のいてしまったが、ボウズは避けられたので上がることにした。

帰り道、防波堤の隅に置かれたロープとブイにはフジツボや貝がびっしりとへばりついていた。これを綺麗にしてまた漁に使うのだろう。魚が好きでよく食べるのだがこういう作業があって流通しているのだなと思うと漁師の方に感謝である。

南房総釣行は強風でなかなか難しい状況だったのだが条件が合えばかなり釣果が見込めそうなのでまた訪ねたいと思う。

南房総の釣り

アクアラインを使い、自宅から2時間もあれば南房総へたどり着くことができる。なぜか今まで訪れたことがなかったのだが今回初めて釣りをすることにしたのだった。

前日に訪れた飲食店で「このあたりでエギングをするなら乙浜漁港がいいよ」と教えていただいたので向かってみる。

朝焼けと雲とのコントラストが綺麗だ。

 

漁港に着くとすでに釣りをしている方がいた。「うき」を使った投げ釣りのようなので青物でも狙っているのだろう。

 

こちらはルアーのようだ。おそらくアジを狙っているように思う。まだ「あたり」はなさそうだ。

 

日が昇ってきた。竿を立てている方は先ほどから何匹もアジを釣り上げている。他の人はさっぱり反応がなさそうだが何が違うのだろうか。

 

消波ブロックの上にイカの墨痕を見つけた。これがあるということは数日以内にここでイカが釣られているということだ。これがあるとイカが釣れる可能性が高い。

 

 立入禁止のギリギリのところを狙ってみるが反応はない。このフェンスは設置されてだいぶ時間が立っているようだ。

 

港内に目を向けるが強風のためか釣り人の姿は見えない。さざなみが立ち、先日に雨の濁りと合わさってあまり状況は良くない。

 

遠目であれは何だろうかと近づいてみると船が沈んでいた。もうだいぶ放置されているように思える。引き上げて片付けないのだろうか。大きな波のたびに「ギイギイ」と音を立てていた。

「あたり」も全くないので上がることにした。

 

南房総の南端までやってきた。ものすごい風で海が荒れている。釣りをする人の姿は見えなかった。

 

 房総半島最南端の碑。ハワイやニューヨークと書いてあるが正直ピンとこない。

 

この写真だけ見ると日本とは思えない。 奥に見える灯台はわかるが手前の建物は何だろうか。

 

露出している岩盤の表面は複雑な層になっている。そういえば先日チバニアンという名前で地質年代が登録されたとニュースになっていたことを思い出した。これは関係ないと思うがどうすれはこのような岩肌になるのだろうか。ぜひブラタモリあたりで取り扱って欲しい。

 

画像の左側の波が北斎の絵のようだ。高画素のデジカメでなければ切り取れない瞬間をよく書き上げたなと思う。

時折飛沫がこちらまで飛んでくる。波と風が強く釣りどころではない。風裏を探し移動することにした。 

新年初釣り

ここ数年、正月になると帰省して友人と静岡へ釣りに行くのだが戌年の今年も例にもれず行くことになった。

場所をどうしようかと話し合ったのだが、ここ数年は清水港や由比漁港での釣果がさっぱりだったので実績のある田子の浦へ行くことになった。

 

戌年ということなので実家の犬を載せてみる。年を取ってだいぶ大人しくなってきたように思う。

 

田子の浦に着くとすでに釣りをしている人が何人かいた。釣果はどうだろうか。

 

湾を挟んで対岸の防波堤でも釣り人の姿が見えた。小さい人影も見えるので家族釣れだろうか。左下には清水港のクレーンが見える。

 

水面を異なる焦点距離でとらえる。全く違う表情になることに驚いた。

 

防波堤のすぐ下には小魚が群れを作っていた。

 

 

先ほどの灯台と防波堤。時間で全く違った表情を見せてくれる。

日が沈んでしまったがまだ魚を釣り上げることはできていないのであきらめムードに。

 

そんななか投げたエサを回収しているとあたりがきた。そんなに大きくはなさそうだがまだ一匹も釣り上げていないので必死だ。釣りあがったのは20cmほどのカサゴだった。

もう少し大きいと刺身でもいいのだがこのサイズだと唐揚げにするくらいしかない。正月からそれをするのも面倒なので海に戻っていただいた。

 

帰り道、スーパームーンが見えたので友人に車を止めてもらい撮影した。大気のゆらぎのせいでぼけてしまっている。もっとシャープに映せると思っていたのでこれは撮影方法を研究しないと難しそうだ。

なにはともあれ、初釣りで釣ることができたので幸先がよいと思いたい。

料理の神様

日本で唯一、料理の神様を祀った神社が近くにある。

食事をしているとお店の店主がそう教えてくれた。ちょうど今日式典をしたばかりで、ミシュランの星付きレストランのシェフも訪れるのだそうだ。私も料理が好きなので折角なので立ち寄ることにした。

 

社の脇には包丁家と掘られた石碑があった。

 

社はとてもきれいでしっかりと手入れされていることがうかがえる。

 

中に入るとかわいい椅子が並べられていた。昨日の式典で使われたものだろうか。

 

境内に飾られた明治時代に描かれた絵は色あせてしまっている。当時の色彩で見てみたかった。 

 

厳かな雰囲気だ。京都などでは撮影禁止の札が立てたれているがここには無かったので遠慮なく撮らせてもらうことにした。 SIGMA SD Quattro H は低照度下の撮影が苦手なカメラなのだが、日中なので室内でもなんとか撮影することができた。

 

境内から参道を望むと遠くに水平線が見えた。

 

外に出てすぐに絵馬がかけられていた。失礼だとは思ったが少し見させていただくとほとんどが料理人のものだった。さすが料理の神様の社である。中には英語で書かれた絵馬もありこの場所が多くの料理人に知られていることがわかる。改めてお参りして神社を後にした。

 

帰り道の脇に蜘蛛が巣を張っていた。蜘蛛にピントを合わせて撮影する。

遠くに見える雲が早く動いている。まだ冬のそれとは違う気候に驚きつつ社を後にした。