伊豆半島でエギング
久しぶりの連休で天気もいいので伊豆の下田まで足を伸ばしてエギングで秋イカを狙うことにした。下田を訪れるのは数年ぶりなので楽しみだ。
下田港の神社と2つの防波堤、そして船が通りかかるタイミングで写真におさめた。拡大して見ると釣り人の姿が見える。風がとても強いが釣果はどうだろうか。右の防波堤の先に神子元島の灯台が見える。強風を避けるために風裏を探し移動することにした。
外浦の防波堤は山で風が遮られるため風がだいぶ弱まっている。釣りをしていると隣に人がやってきた。この人もエギングでイカを狙っているようだ。私の方はあたりはまだ無い。彼も反応は無いようすだった。
ふらっとやってきた別の釣り人に話をうかがうと昨日は稲取にいたがイカは全くダメだったとのことだ。タイミングもあると思うが黒潮が大きく蛇行している事とは関係があるのだろうか。
風が強く湾内の水面は波打って水面下の様子はうかがうことができなかった。
隣で釣っていた方も強風と"あたり"が全く無いのとで隣の人と話を始めてしまっていた。私も早々に諦めて近隣を散策することにした。
波止場では子供達が釣りを楽しんでいる。連休で家族に連れられてきたのだろう。釣果はどうなのだろうか。
カラフルなシーカヤックを見つけた。スクールのようだ。
湾内に目を向けるとシーカヤックスクールの人達の姿が見えた。これだけ風が強いときちんと防寒していても寒そうだ。
夏場であれば多くの人が海水浴に訪れるのだろうが、この日の浜辺には人はほとんどいなかった。
下田まできてボウズは悲しい。せっかくなので観光して帰ることにした。
春のフライタイイング
3月になると本州以南の多くの河川で渓流魚の釣りが解禁となる。
その準備をしていなかったのでそろそろ巻いておくかと重い腰をあげた。なぜ腰が重いのかは後述する。
極小のミッジのパターン。ユスリカのイミテーションだ。あまりに小さくフィールドではほぼ見えなくなってしまうためウィングを多めにつけている。フックのサイズは #30 という極小サイズで世界最小クラスのフックだ。 現在は #32 が最小とのことだがはっきり言って見えない。つまめない。精密工具用のピンセットで持ってバイスに挟み込みタイイングしなければならない。
これが「腰が重い」理由だ。
もし床にでも落としてしまうと見つけるのが非常に困難だしタイイングでも量産していると目がとても疲れる。
こちらも #30 のフックだが形状が異なる。こちらの方がタイイングはしやすい。上部のウィングの部分だけ水面に浮かび赤いボディの部分は水面下に沈む。ちょうど羽化しようとしているユスリカをイミテートしている。
これでサイズ感が少しは伝わるだろうか。
ウィングに使っているマテリアルの CDC。鴨の尾の付近にある尾脂腺(びしせん)付近の毛だ。鴨が毛づくろいするのはこの脂を全体に塗り浮力を維持し保温するためだ。
拡大すると細かい毛が無数にあることがわかる。ここに空気を溜め込み浮力を得るのだ。
とりあえず数はできた。
ここまで小さいドライフライは使わないという人も多いだろうが春の河川ではこのサイズ"以下"の虫しかいない場合が多く、ライズがあってもサイズが大きいフライだと食べてくれないことが少なくはない。ニンフにして水面下に沈めてしまえばいいのだけれど、せめて解禁直後はドライフライで釣りたいというエゴなのでした。
さて、準備ができたのでどこに行くか決めるとしよう。
雪で仕事を早く上がった日のこと
年明け都内に雪が降った。数年に一度の大雪とのことで雪の結晶でも撮ってみようかと思いカメラを持って出社した。
11:13 この時間は針状の雪がまとまって降っているようだ。
12:04 氷の粒のような雪に変わった。
14:40 大きな雪の結晶が見えるようになってきた。窓の外はみるみるうちに雪がつもっていく。
徒歩で通勤しているので電車が止まって帰れないと言うようなことは無いのだが、そろそろ上がることにした。
近所の公園では子供たちが楽しそうに遊んでいた。
高校生と先生だろうか。こちらも楽しそうだ。
公園を抜けて帰ることにした。頭上の木は小枝にまで雪が積もっている。
普段の公園とは違う景色。幻想的な感じさえする。
田園にも雪が積もっている。
標識もそろそろ隠されてしまいそうだ。手がかじかんできたので急いで帰ることにした。
雪の結晶を撮るつもりで持っていった 70mm マクロだったがこの記事を書いているタイミングで新しいモデルが出ると発表があった。すでに絶版になっており中古で探している人も少なく無いはずだ。手に入れて比較してみても面白そうだ。
雨の京都散策
仕事の都合に託けて京都を訪ねることにした。以前は毎月のように行っていたのだが去年からは年に数回ほどしか行かなくなってしまった。
それで「京都に行きたい」という欲がたまり、仕事のタイミングもあって訪ねることにしたのだった。
ちなみに今回の写真だがすべて f1.4 で撮影している。正直、出てきた絵を見て想像以上で驚かされた。
京都は北山、大徳寺の周辺を散策する。
若いカップルが雨のなか手を繋ぎ歩いていた。点のようにしか見えない距離でもしっかり解像している。
雨の日は緑がより艶っぽく見える気がするのだがなぜだろうか。
大徳寺を訪ねた目的の一つが高桐院だったのだが来年の3月いっぱいまで工事をしているそうで見ることはできなかった。またそのうち訪ねようと思う。
小枝にまとわりつく水滴にピントを合わせて撮影する。水滴が点光源のようになっている。こういうのは雨のときでないと撮れない。
降ったり止んだりで、急に大雨になることもあった。カメラが防水ではないため屋内から撮影する。
雨の日の枯山水はまた独特な色がありこれもいいなと思わせてくれる。
しばらく床へ座り込み無心になる。
一時期屋根の飾り瓦の写真を撮ることに執心していた時期があるのだが特にこの玄武をモチーフにしたものが珍しく好きだった。京都市内では覚えている限り、この大徳寺と南禅寺の三門へ登る階段の途中にあるものくらいしか記憶にない(あともう一箇所どこかで見たような気もするが)。
興味を持たれた方は寺院などで屋根の四隅をみてみると面白いかもしれない。
大徳寺を抜けて今宮神社を散策する。
雨が上がったところで境内を後にした。
参道には茶屋が何軒かあり「お姉様」たちがを餅をすすめている。せっかくなのでいただくことにした。名物の「あぶり餅」だそうだ。お茶と焼きたての餅が冷えた体を温めてくれる。
携帯に目をやると友人と飲みに行く約束をした時間が近づいている。友人に連絡をとり茶屋を後にした。
南房総の釣り - 後編
南房総まで釣りに来たのだが暴風のため全く釣りができるような状況ではなかった。
風は西から吹いていたため、風裏となる東側の海岸を狙うことにした。
漁港からは灯台が見えた。
島へは防波堤から直接橋がかけられていた。とても頑丈そうで台風でもビクともしなさそうだ。ここから島へ渡る。
島に渡るとすでに何名か釣りをしている方がいた。釣果が気になるが見ている限り釣れている様子はない。
風裏とはいえ太平洋に面しているため波は強く濁りも入ってしまっている。この状況での釣りは難しそうに見えた。
湾内へと戻ることにした。
湾内は穏やかで波の影響も無いようだ。
街灯へと繋がる電線にはいくつも仕掛けがぶら下がっていた。竿を振りかぶって投げる際にちょうどこの位置になるのだろう。かなり危険に思えるが感電しないのだろうか。
私も仕掛けを引っ掛けないように注意してルアーを投げる。
湾と外洋との間の辺りを狙っていると何投目かであたりが来た。釣り上ったのはなんとメッキだった。20cm 程度だったがそれなりに引きがある。大型のものは150cm 以上にもなる魚だ。
小さかったのでお帰りいただいたのだが、後日知人にメッキが釣れたと伝えると「どうしてリリースしたのか」「20cm くらいなら塩焼きにしたらおいしいのに」と教えてもらった。大型のメッキこと GT にはシガテラ毒があるのだが小型のものは食べることができるそうで 30cm くらいなら刺身でもおいしいとの事だ。
その後、アタリは遠のいてしまったが、ボウズは避けられたので上がることにした。
帰り道、防波堤の隅に置かれたロープとブイにはフジツボや貝がびっしりとへばりついていた。これを綺麗にしてまた漁に使うのだろう。魚が好きでよく食べるのだがこういう作業があって流通しているのだなと思うと漁師の方に感謝である。
南房総釣行は強風でなかなか難しい状況だったのだが条件が合えばかなり釣果が見込めそうなのでまた訪ねたいと思う。