高野山を散策
前日の釣行で高野山から車で30分ほどの所に宿泊していたので起きてすぐに高野山へ向かうことにした。早朝だったためかあまり人がおらず快適に散策できた。
早朝に訪れた理由はこれ。宿の人に「野迫川村の雲海は素晴らしいよ」と教えていただいたので朝5時に起きて撮影ポイントに向かったのだが、この日はタイミングが悪く見ることはできなかった。それでも濃淡の異なる連続した稜線はとても綺麗でこれはこれで悪くないなと思わせてくれた。
早々に撮影を切り上げて高野山へ向かう。
女人堂。その昔、高野山が女人禁制だったころ、女性たちはここへ宿泊していた。そのしきたりは明治まで続いたらしい。ここから先へは女性は立ち入ることができなかったが、今では多くの女性参拝者が訪れている。海外からの旅行客も多く見られた。
女人堂から 1km ほど歩いて壇上伽藍へ。近年に再建されたものだそうだ。朱色がとても鮮やかだ。その大きさにも圧倒される。
金堂。こちらは昭和初期に再建されたものだそう。
金剛峯寺周辺から 3km ほど離れた場所ににある奥之院へ向かう参道を進む。
参道のいたるところに小さな石を積んだ石塔が作られていた。雨風で落ちた石をまた次に訪れた人が積み直しているところを想像して賽の河原の話を思い出した。
結城秀康石廟。荘厳な様に思わず写真に納めてしまった。
奥之院手前の川。これより右側に奥之院があるのだが撮影禁止となっているため撮影はここまでとなった。
初めての高野山だったのだが、広範囲に寺院があるため1日で全てまわろうとするとかなり大変だ。近場に宿をとり金剛峯寺周辺と奥之院とで分けてまわった方がいいかもしれない。
銚子沖ジギング
知人に誘われて久しぶりに海での船着りに行くことになった。場所は千葉の銚子沖で狙う魚は青物だそうだ。ジギングで狙うのでいつくか用意するようにと言われたので上州屋へ行きいくつか買って向かうことにした。
現地に着いたのは朝の4時ごろでまだ船が出る気配がなかった。そのうちに空が明らんできたので船に荷物を積み込む。まだ月が明るい。
各々が持ってきた道具を船に積み込む。
船に明かりが着いた。道具の準備もできたのでそろそろ出港だ。
日が上るなか、利根川を下りポイントへと向かう。
あまり反応がよくない。移動ばかりでなかなか竿を出す機会がない。こんな状況を10時間ほど続けているので皆疲れ気味だ。
本日のヒットルアー。今回は竿とリールは借りる予定でジグは自分で用意したのだが反応がよくなかったのでジグも借りてしまった。そのおかげかイナダ、ショゴ、カンパチをこのジグで釣ることができた。
利根川へ戻ってきた。川の色は濁り匂いも川のそれとわかる匂いがする。やっと戻ってきたのだが川が大きすぎるせいか、岸が見えているのになかなか近付くことができない。
上からイナダ(ブリ)、カンパチ、ショゴ(ヒラマサ)。
1日ほど熟成させてからいただいたのだが本当に美味しかった。ビギナーズラックに感謝したい。
下田をぶらぶら
伊豆半島の南端あたりに位置する下田へ。強風の影響か、黒潮の蛇行の影響なのかはわからないが、当初の目的だったエギングがボウズだったので近場を散策することにしたのだった。ここを訪ねるのは数年ぶりだ。
ロープウェイから下田市街を見下ろす。
ロープウェイで訪れた山頂から下田湾を撮影。右上には神子元島灯台が見える。
近くにあるように見えるが直線で 10km 以上も離れている。
湾を望む位置には大砲が置かれていた。とてもではないが湾まで届くとは思えない。
山を降りて市街を散策していると香煎通りという通りの名前の由来についての立て札を見つけた。伊豆の南端で真田幸村の名前が出て来るとは思わなかったので意外だった。
その通りにあるカフェ。雰囲気が良さそうだ。
年代物の手押しポンプを見つけた。まだ現役で使われているようだ。
人気のない通りを進む。
なまこ壁のある家屋を見つけた。
漆喰と平瓦を組み合わせて作られているそうで、防火と防湿の効果があるとのことだ。
民家の軒先で休んでいる猫を見つけた。F1.4 で撮影するとピント面が薄く猫の目を狙ったつもりだったがずれてしまっている。SIGMA の USB ドックで調整が必要かもしれない。
伊豆半島でエギング
久しぶりの連休で天気もいいので伊豆の下田まで足を伸ばしてエギングで秋イカを狙うことにした。下田を訪れるのは数年ぶりなので楽しみだ。
下田港の神社と2つの防波堤、そして船が通りかかるタイミングで写真におさめた。拡大して見ると釣り人の姿が見える。風がとても強いが釣果はどうだろうか。右の防波堤の先に神子元島の灯台が見える。強風を避けるために風裏を探し移動することにした。
外浦の防波堤は山で風が遮られるため風がだいぶ弱まっている。釣りをしていると隣に人がやってきた。この人もエギングでイカを狙っているようだ。私の方はあたりはまだ無い。彼も反応は無いようすだった。
ふらっとやってきた別の釣り人に話をうかがうと昨日は稲取にいたがイカは全くダメだったとのことだ。タイミングもあると思うが黒潮が大きく蛇行している事とは関係があるのだろうか。
風が強く湾内の水面は波打って水面下の様子はうかがうことができなかった。
隣で釣っていた方も強風と"あたり"が全く無いのとで隣の人と話を始めてしまっていた。私も早々に諦めて近隣を散策することにした。
波止場では子供達が釣りを楽しんでいる。連休で家族に連れられてきたのだろう。釣果はどうなのだろうか。
カラフルなシーカヤックを見つけた。スクールのようだ。
湾内に目を向けるとシーカヤックスクールの人達の姿が見えた。これだけ風が強いときちんと防寒していても寒そうだ。
夏場であれば多くの人が海水浴に訪れるのだろうが、この日の浜辺には人はほとんどいなかった。
下田まできてボウズは悲しい。せっかくなので観光して帰ることにした。
春のフライタイイング
3月になると本州以南の多くの河川で渓流魚の釣りが解禁となる。
その準備をしていなかったのでそろそろ巻いておくかと重い腰をあげた。なぜ腰が重いのかは後述する。
極小のミッジのパターン。ユスリカのイミテーションだ。あまりに小さくフィールドではほぼ見えなくなってしまうためウィングを多めにつけている。フックのサイズは #30 という極小サイズで世界最小クラスのフックだ。 現在は #32 が最小とのことだがはっきり言って見えない。つまめない。精密工具用のピンセットで持ってバイスに挟み込みタイイングしなければならない。
これが「腰が重い」理由だ。
もし床にでも落としてしまうと見つけるのが非常に困難だしタイイングでも量産していると目がとても疲れる。
こちらも #30 のフックだが形状が異なる。こちらの方がタイイングはしやすい。上部のウィングの部分だけ水面に浮かび赤いボディの部分は水面下に沈む。ちょうど羽化しようとしているユスリカをイミテートしている。
これでサイズ感が少しは伝わるだろうか。
ウィングに使っているマテリアルの CDC。鴨の尾の付近にある尾脂腺(びしせん)付近の毛だ。鴨が毛づくろいするのはこの脂を全体に塗り浮力を維持し保温するためだ。
拡大すると細かい毛が無数にあることがわかる。ここに空気を溜め込み浮力を得るのだ。
とりあえず数はできた。
ここまで小さいドライフライは使わないという人も多いだろうが春の河川ではこのサイズ"以下"の虫しかいない場合が多く、ライズがあってもサイズが大きいフライだと食べてくれないことが少なくはない。ニンフにして水面下に沈めてしまえばいいのだけれど、せめて解禁直後はドライフライで釣りたいというエゴなのでした。
さて、準備ができたのでどこに行くか決めるとしよう。