日々に疎し

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富士登山

「富士山に登ったことがあるか」

友人にそう聞かれ「何度かあるよ」と答えたら「登りにいかないか」と誘われ二つ返事で登山の予定をたてることとなった。

富士登山は8月の上旬だと比較的天候が安定していて山頂からのご来光が見れる可能性が高いためその時期を選ぶことにしたのだが、台風が来ているようで進路次第では途中で下山もあり得るかな、などと考えつつ出発した。

今回は吉田ルートで山頂を目指す。以前は5合目まで自家用車で行くことができたのだが世界遺産に登録されてからは富士北麓駐車場に車を停め、そこからシャトルバスに乗って5合目に向かうようになった。

 

5合目にある神社でおまいりをしてから登山に向かう。と、突然雨が降ってきてしまった。若干不安がよぎるなか登山を始める。

 

人は意外とまばらだった。時間帯によるのだろうか。

それとここから8合目に上るまでに激しい雷雨になってしまいカメラでの撮影がまったくできなくなってしまった。8合目付近で山小屋を予約していたためそこで雨があがるのを待って登山を再開することにした。

夜12時過ぎ。雨が上がり星空が見えたので山頂を目指すことにした。

 

山頂にたどり着くと多くの人がご来光を待っているようだった。

朝4時になると売店が開いた。外があまりにも寒かったので中に入って暖を取ることにした。山頂で食べるインスタントラーメンはどうしてあんなにも美味しく感じるのだろうか。

 

雲海から登るご来光を見ることができた。こんなにきれいに雲海と太陽が見えたのは久しぶりだったので感動してしまった。3枚目に意図しないゴーストが映ってしまっていて少し残念。

 

多くの人が写真を撮っていた。休憩している人も多いようだった。弾丸登山だとここでいったん休憩、といった感じだろうか。個人的には山小屋の予約をして登ることをおすすめする。

 

時間と標高とで雲海の様子も全く違って見える。

 

下山中、その雲海の中を歩く。視界は50メートルもない。霧雨のような雨も時折降ってくる。その雨のおかげで土煙をあげずに歩くことができた。

昨日とは打って変わってかなり気温が下がっている。この濃い雲のおかげだろうか。

無事に車まで戻ることができたので忍野にある温泉につかり家に帰ることにした。

日本民藝館

目黒区は駒場にある日本民藝館で書物工芸展が催されている。そんなニュースを見た。そういえば民藝館は以前から気になっていた建物だったが一度も中に入ったことがなかったのでいい機会だと思い訪ねることにしたのだった。

 

日本民藝館は西館と本館に別れており、こちらは西館の玄関だ。この西館は柳宗悦が死没するまで実際に住んでいた建物らしい。こちらも見てみたかったのだが入館することはできないようだった。

 

西館の脇には謎の彫像がある。何年か前に GoogleIngress が話題になった時によく訪れていたのを思い出した。いまだにこれが何なのかはわからない。

 

本館の入り口の脇には大きな鉢に植えられた蓮があった。中にはメダカだろうか。小さな魚が何匹も泳いでいた。

 

葉の裏側から見ると逆光で葉脈が浮かび上がって見えた。

 

本館の入り口に掛けられた簾。日を程よく遮ってくれる。見た目も涼しげでいい。

 

館内の写真も撮りたかったのだが受付の方に聞いてみると「館内は撮影禁止です」とのことで撮ることができなかった。ネットなどには写真が落ちているのでそれを見たら雰囲気はなんとなくわかるかもしれない。

館内の様子だがバーナードリーチの陶芸作品なども展示されており陶芸が好きな方も訪ねてみるといいと思う。

 

 

 

お伊勢参り

以前から一度は訪ねてみたいと思っていた伊勢神宮へやってきた。

何も下調べをせずに訪ねたため内宮と外宮があることも知らず到着してからどちらへ行ったらいいのかとネットで情報を検索することになった。

 

ひとまず外宮とその周辺を散策することにした。

早朝のためか人の姿はまばらだった。

 

神社というよりは森と言ったほうがいいのかもしれない。回りながら撮影してみたのだがなかなかいい写真が撮れず、一通り見終わったらすぐに内宮に移動することにした。

 

場所を変えて内宮周辺を散策する。早朝のためこちらも人はまばらだ。

 

巨木に囲まれた社。早朝にもかかわらず多くの人が立ち替わりお参りをしていた。

 

昨年、島根の出雲大社を訪ねたときにもこの屋根の形をみかけたな、などと思っていたのだが後で調べてみると別物のようで、伊勢神宮は神明造で出雲大社は大社造となっているのだそうだ。素人目にはまったくわからない。

一通り見終えたので商店街まで戻ることにした。

 

有名なあのお店の前にまで来てみたのだが日持ちしないため結局何も買わなかった。

 

何かを見てたたずむ着物を着た女性の姿があった。いい雰囲気だったので撮らせていただいた。こういう場所には着物がよく似合う。

 

屋根には羽を休ませるツバメの姿が見えた。かなり近づいても逃げる様子はない。

 

川との距離がものすごく近くに見えるのだが大雨で河川が氾濫するというようなことはないのだろうか。歩き疲れてお腹もすいたので早めの昼食をとることにした。

 

伊勢名物の伊勢うどん。初めて食べたがなかなかおいしい。事前の友人たちからの情報では酷評だったので意外とそう思えたのかもしれない。やわらかい麺と濃い色のたれをよく絡めていただく。「うどん」というよりは「おやつ」のような感じなのかもしれない。美味しくてするっと食べてしまった。

 

こちらも名物のてこね寿司。伊勢うどんだけだと若干の物足りなさがあったのでこちらもいただく事にした。かなりあっさりめの味付けになっている。

ピントを合わせたつもりだったが被写界深度が浅くぼけてしまっている。室内で光量が足りなかったため開放で撮影したのだがそれがあだとなったようだ。SIGMA のカメラは高感度での撮影が苦手なため、ISO 100 - 400 の間で絞り開放で撮る事が多いのだがそうすると被写体によってはピントの位置がずれてしまうことがままある。

 

最後に内宮からすこし離れた場所にある月読宮を訪ねてみた。内宮周辺は駐車場がなかなか止められずに探し回ったのだがこちらはすいていて駐車料金もとられずに駐車することができるようだった。歩いてここまで来てしまったので車で移動すればよかった。

お参りを終えたので次の宿へ向かうことにした。

紀州散策

紀州の南端に位置する紀伊大島を訪ねた。

この島はその昔、トルコの軍艦が座礁しそれを住民が助けたことでも知られている。

金山登山道から海を見るとまるで南国のような色彩で、思わず写真に納めてしまった。

 

対岸には橋杭岩という列岩が見える。

 

登山道の岸壁から下を見ると南国のような色の海が見えた。透明度も高そうだ。

釣りでもしたら色々と釣れそうだが今回の旅は川釣りの道具しか持ってきていないため諦めた。このあたりはイカ釣りが有名なので次回来るときはエギングの道具を持って訪ねようと思う。

 

まるでジブリ映画にでも出てきそうなアーチ状の樹木に囲まれた登山道を戻る。

 

釣りをしている人が何人か見える。何を狙っているのだろう。

やはり釣り道具を持って来るべきだったか。

 

那智の滝も訪ねてみた。多くの観光客で賑わっている。

 

こちらは熊野速玉大社。日が沈む頃に訪ねたからか、ほとんど人を見かけなかった。

 

小腹が空いたので神社を出てすぐの川原町にある「むらたこ」のたこ焼きをいただくことにした。関西系のいわゆる「ふわとろ」なたこ焼きでなかなか美味しい。

 

お腹も落ち着いたので次の目的地付近まで移動することにした。

道中、水平線から登る月が綺麗だった。

高野山を散策

前日の釣行で高野山から車で30分ほどの所に宿泊していたので起きてすぐに高野山へ向かうことにした。早朝だったためかあまり人がおらず快適に散策できた。

 

早朝に訪れた理由はこれ。宿の人に「野迫川村の雲海は素晴らしいよ」と教えていただいたので朝5時に起きて撮影ポイントに向かったのだが、この日はタイミングが悪く見ることはできなかった。それでも濃淡の異なる連続した稜線はとても綺麗でこれはこれで悪くないなと思わせてくれた。

早々に撮影を切り上げて高野山へ向かう。

 

女人堂。その昔、高野山が女人禁制だったころ、女性たちはここへ宿泊していた。そのしきたりは明治まで続いたらしい。ここから先へは女性は立ち入ることができなかったが、今では多くの女性参拝者が訪れている。海外からの旅行客も多く見られた。

 

女人堂から 1km ほど歩いて壇上伽藍へ。近年に再建されたものだそうだ。朱色がとても鮮やかだ。その大きさにも圧倒される。

 

金堂。こちらは昭和初期に再建されたものだそう。

 

金剛峯寺周辺から 3km ほど離れた場所ににある奥之院へ向かう参道を進む。

 

参道のいたるところに小さな石を積んだ石塔が作られていた。雨風で落ちた石をまた次に訪れた人が積み直しているところを想像して賽の河原の話を思い出した。

 

結城秀康石廟。荘厳な様に思わず写真に納めてしまった。

 

 奥之院手前の川。これより右側に奥之院があるのだが撮影禁止となっているため撮影はここまでとなった。

初めての高野山だったのだが、広範囲に寺院があるため1日で全てまわろうとするとかなり大変だ。近場に宿をとり金剛峯寺周辺と奥之院とで分けてまわった方がいいかもしれない。