日々に疎し

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ゴギを巡る旅 - 前編

山陰地方の山奥にゴギと呼ばれるイワナの亜種が生息している。

そんなことが書いてある雑誌を読んだのは90年代の中頃だったと思う。

当時イワナやヤマメすら釣ったことがなかった(まだ中高生だったので自転車でいける範囲にいる渓流の魚といえばアマゴくらいだった)私は「ヘー、そんな魚がいるのだなあ」程度にしか思わなかった。

2000年ごろになると釣りもあまりやらなくなり、そしてその存在も忘れかけていた。

それから数年ほどしてだろうか。友人と釣りを再開することになった。

理由はよく覚えていないが車を所有したことがきっかけだったように思う。

関東近辺の河川や東北、北海道にも足をのばして釣りに行った。

いろんな場所で釣りをしているうちに日本にいる渓流魚、鮭や鱒のなかまをすべて釣ってみたいという欲求にかられた。

理由はわからないが男性特有の収集癖のようなものだと思う。

たいした理由はない。

本州にはイワナの仲間が4種類、アメマス、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギが生息しており、このうちゴギだけまだ釣ったことがなかったのだ。

それで連休を利用し遠出することにしてみた。

 

まずは広島県の山奥を探ってみる事にした。

新緑の色がきれいだった。

 

谷間の田園を抜け小さな渓流を探ってみる。

渓相はなかなかよさそうだ。

 

15㎝ に満たないような小型のヤマメが数匹釣れた。

ここのヤマメにはアマゴのような朱点があった。

放流をするような川ではないように思うので天然でこういった魚体なのだろう。

反応はあるがヤマメしか釣ることができなかったためこの日は切り上げて移動することにした。

 

翌日は別の河川へ移動し釣りを再開した。

田植えの時期のようで田に水を張って代搔きが終わっている様子だった。

連休の後半には田植えをするのだろう。

その脇を流れる細々とした流れを探ってみることにした。

代掻きの影響か流れには少し濁りが入っていた。

 

川幅が狭く狙えるポイントが少ないのでこういう場所を丁寧に釣り上がっていく。

 

上のポイントの右側で反応してくれた 22㎝ のヤマメ。

透き通っていて若干の赤みがありキレイだった。

こんな小さな流れにこのサイズのヤマメがいるのは驚きだった。

しかし釣れどもゴギは釣れず。

近くの河川も細々としていたり、ゴギの保護のために禁漁になっていたりで全く釣れる気がしなくなってしまったためこの日はここで川を上がる事にした。

 

斐伊川沿いの民家には立派な鯉のぼりがかけられていた。

家の方に写真を撮ってもいいかと尋ねると快諾してくださった。

そのついでにゴギについて聞いてみたのだが「昔のようには釣れないなあ」「源流のもっと奥へ行かないと難しいと思う」と返されてしまった。

教えていただいた場所の少し下流で釣っていたのだがハヤしか釣れず、流れも本当に細々としていたため切り上げたところだった。

話を聞いてこの地域で釣るのは地元の人でないと難しいなと感じてしまった。

もっと簡単に釣らせてくれると思っていたのでこれは作戦を立て直さねばと思った。

後編に続く。

ゴギを巡る旅 - 後編 - 日々に疎し