日々に疎し

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梅雨の南アルプスで釣り

南アルプスのあたりに釣りに行かないか」

友人へそんなメッセージを送ると「○月×日なら空いてるよ」との返事をもらい「ではその日で」とすぐに釣行は決定した。

南アルプスは山梨、長野、静岡にまたがる山脈で国立公園に指定されており、日本で二番目に標高が高い山「北岳」を有する。

その山脈から流れる河川、野呂川や大井川、天竜川の源流部付近にヤマトイワナが生息しているのだ。今回はそれを狙いに野呂川へ行くことにした。

釣行が決定してから数日後の話。友人から連絡があり「野呂川までバスが出ていないみたいだけれど」との連絡をもらい調べると今年は6月23日からバスが運行でその日までは通行止めになっているではないか。なんということだ。諦めて別の河川に行くかどうか相談した結果「通行止だけれど行けるところまで行って釣りをしよう」ということになったのだった。

 

早朝に早川の奈良田のあたりまで行き車を停めて歩くことにした。

この河川は上流部へ行くと早川町の早川から南アルプス市(旧芦安村)の野呂川へと名前を変える。

 

しばらく歩くと発電所とその脇を流れる支流にぶつかる。

広河内岳を水源とする広河内川だ。この支流を釣り上がることにした。

 

川に到着。早朝の渓相が美しい。

 

この時期にしては水量が少ない。友人曰く今月に入ってからの雨量が 20mm に満たないらしい。梅雨に入った6月でこれだと8月のあたりは渇水であまりよくない状況になってしまうだろう。雨量が回復することを切に願う。

 

すぐに友人がアマゴを釣り上げた。ただこの個体はアマゴの特徴である朱点がほとんど見られずヤマメのようだ。本来ならばこの河川ではヤマメが釣れるはずがないのでもしかすると昔に放流された中にヤマメが混ざりその子孫が残っているのかもしれない。

 

こちらは私が最初に釣り上げたイワナ。ニッコウイワナの特徴である白斑が見られる。また、朱点にも縁取りがあり明らかにヤマトイワナとは異なる個体だ。こちらも昔に放流された魚の子孫だろう。

 

水量が少ないがいいポイントが続く。

 

友人が釣り上げたイワナ。この個体は白斑がほとんどなくヤマトイワナの遺伝子を濃く受け継いでいるように見える。

 

移動の途中、河原で鹿の死体を見つけた。ほぼ全身の骨が残っていた。

 

しばらく渓流を登り良さそうなポイントを見つけて竿をだすと友人が大きなアマゴを釣り上げた。31.5cm だ。アマゴはヤマメよりもサイズが上がらないのでこれはかなり珍しい。20年ほど釣りをやっているが 30cm を超えるアマゴを見たのはこれが2度目だ。

 

同じポイントで出たヤマトイワナ。ネイティヴかはわからないが白斑がなく、こちらもヤマトイワナの遺伝子が濃く出ているように見える。

 今回の釣行でまさかヤマトイワナを釣ることができるとは思っていなかったので嬉しい誤算だった。上流にある広河原付近は過去に放流されたであろうニッコウイワナのような個体が多いのだが、この河川はヤマトイワナに近い個体が多いように思う。

この川のヤマトイワナが保護されもっと増えてくれたらと願い帰路についた。