ゴールデントラウトを求めて - 中編
ゴールデントラウトを求めて - 前編 - 日々に疎し からの続き。
早朝、私はもう一つのフィッシュクリークへ向かうことにした。
もう一つのフィッシュクリークはリトルカーンリバーの支流にある。リトルカーンリバーにはゴールデントラウトの別の種類、リトルカーンゴールデントラウトが生息していてそれを狙うことにしたのだ。
道中の朝焼けの森林がとてもきれいだった。
オフロードを進みゴールデントラウトパックステーションの脇を抜けトレイルヘッドに到着した。
パックステーションのカウボーイと観光客だろう。早朝に砂煙をあげながらトレイルを進んでいった。
トレイルから1kmほど谷を下りメドウのような場所に到着し釣りを始める。ライズがあったので狙うことにした。
何投目かで反応してくれた。リトルカーンゴールデントラウトだ。この川はあまり人が入っていいないのか狙ったポイントでは必ず出る、いわゆる「入れ食い」という状況だ。
お腹の色はとても綺麗なオレンジ色だった。日本のイワナのような感じだ。
画面の中央でライズするゴールデントラウトが見える。
川辺につくしが生えていてここは本当にアメリカの山奥なのか、という不思議な感覚になった。
丸々と太ったリトルカーンゴールデントラウト。この日最大の 23cm でこの大きさのわりに引きが強い。この魚がネイティブかはわからないが、ゴールデントラウトのネイティブは最大でも 25cm 程度であまり大きくはならない。
いい魚が釣れたので満足して上がる事にした。
山道を抜けスプリングビルへ向かう。
後編に続く。