南房総の釣り
アクアラインを使い、自宅から2時間もあれば南房総へたどり着くことができる。なぜか今まで訪れたことがなかったのだが今回初めて釣りをすることにしたのだった。
前日に訪れた飲食店で「このあたりでエギングをするなら乙浜漁港がいいよ」と教えていただいたので向かってみる。
朝焼けと雲とのコントラストが綺麗だ。
漁港に着くとすでに釣りをしている方がいた。「うき」を使った投げ釣りのようなので青物でも狙っているのだろう。
こちらはルアーのようだ。おそらくアジを狙っているように思う。まだ「あたり」はなさそうだ。
日が昇ってきた。竿を立てている方は先ほどから何匹もアジを釣り上げている。他の人はさっぱり反応がなさそうだが何が違うのだろうか。
消波ブロックの上にイカの墨痕を見つけた。これがあるということは数日以内にここでイカが釣られているということだ。これがあるとイカが釣れる可能性が高い。
立入禁止のギリギリのところを狙ってみるが反応はない。このフェンスは設置されてだいぶ時間が立っているようだ。
港内に目を向けるが強風のためか釣り人の姿は見えない。さざなみが立ち、先日に雨の濁りと合わさってあまり状況は良くない。
遠目であれは何だろうかと近づいてみると船が沈んでいた。もうだいぶ放置されているように思える。引き上げて片付けないのだろうか。大きな波のたびに「ギイギイ」と音を立てていた。
「あたり」も全くないので上がることにした。
南房総の南端までやってきた。ものすごい風で海が荒れている。釣りをする人の姿は見えなかった。
房総半島最南端の碑。ハワイやニューヨークと書いてあるが正直ピンとこない。
この写真だけ見ると日本とは思えない。 奥に見える灯台はわかるが手前の建物は何だろうか。
露出している岩盤の表面は複雑な層になっている。そういえば先日チバニアンという名前で地質年代が登録されたとニュースになっていたことを思い出した。これは関係ないと思うがどうすれはこのような岩肌になるのだろうか。ぜひブラタモリあたりで取り扱って欲しい。
画像の左側の波が北斎の絵のようだ。高画素のデジカメでなければ切り取れない瞬間をよく書き上げたなと思う。
時折飛沫がこちらまで飛んでくる。波と風が強く釣りどころではない。風裏を探し移動することにした。