年明けの駿河湾
年末年始の帰省のタイミングで友人たちと静岡へ釣りをしに行くとこにした。もう4年くらい続けているだろうか。普段は入れ替わりで2,3人で行くことが多いのだがこの日は釣りをする友人4人で出かけられることになった。
さすがに正月なのでそこまで人は多くないように見える。それと正月とは思えない温かさで釣りもしやすい。あとは釣れてくれればいいのだが。
一度だけ反応があったのだがのらなかった。太刀魚だろうか。そんな話をしているうちに日が沈み帰る時間になってしまった。
後日、私は一人で三保で釣りをすることにした。天気もいいし後は釣るだけとういう状況だ。
この日の釣行は YouYube にアップしているのでそちらも見ていただけると嬉しいです。チャネル登録もよろしくお願いします。
駐車場に車を停め砂地を歩いて海岸に向かう。釣り人の姿も何人か見える。
2時間ほどやってみたのだがエソとフグしか釣れなかったため湾内に移動することにした。
湾内で釣りを始めると数投で魚がヒットした。コノシロだ。25cm はあるだろうか。東京湾でもよく釣れるのだが三保でこれが釣れるとは知らなかった。東京湾の個体に比べて体がうっすらと紫がかっているように見える。
その後も何匹かコノシロが釣れたのだが日没になってしまったので上がる事にした。ボートがきれいに並べられている。レンタルしているのであれば借りて湾内で釣りをしても面白いかもしれない。
海岸線沿いに等間隔で人の影が見える。これから夜釣りで太刀魚でも狙うのだろう。
コノシロが釣れたおかげでそれなりに楽しむことができた。次はもっと大きな魚が釣れてくれたらと願いつつ三保を後にした。
奥只見から新潟へ
新潟県と福島県の境に奥只見湖(銀山湖)と呼ばれる湖がある。只見川の上流に位置して総貯水量は日本で2番目という大きな人造湖だ。
そこからさらに上流部の奥只見川の本流で釣りをすることにした。
入渓してすぐに反応がありヤマメとイワナが顔を見せてくれた。
釣り上がりたかったのだが100mほど先に釣り人の影が見える。そのため支流へ入り釣りを続けることにした。
支流では倒木にキノコが生えていた。おそらくツキヨタケではないだろうか。シイタケに似ているため毒キノコと思わずに中毒する人もいるとのことだ。
支流でも先行者がいたようで反応がなくなってしまったため本流へ戻り釣り下ることにしたのだが禁漁の直前ということもあってか時間と共に釣り人の数が増え100mごとに釣り人の影が見える状況になってしまった。
道路脇の少ないスペースも満車状態でこれではなかなか難しい。思い切って川を下り新潟の河川で釣りをすることにした。
奥只見湖へは初めて来たのだけれどよくこんなに切り立った崖のような場所に道を作ったなという印象だ。
湖の対岸に見える谷には雪が残っている。これは氷河?と言えるのだろうか。
新潟県の河川に着いて釣りを始めるとイワナが反応してくれた。サイズはいまいちだが綺麗な魚体をしている。
渓相はいいのだけれどこの河川でもなかなかサイズが上がらない。
この河川では魚道が整備されており放流もしっかりと行っているようだった。サイズが上がらない河川では放流量に対して釣り人が抜いてしまう数が多いように思うのだが実情はどうなっているのだろうか。そういうデータがとれると放流量をどうするべきなのか、ルールをどうすべきなのか、といった議論ができるはずなので必要なことのように思う。各地の漁業組合でどうするべきなのか議論がされていることを望む。
奥多摩釣行
東京都と神奈川県の境目を流れる多摩川。その源流部である山梨県の丹波山村へと向かうことにする。小河内貯水池、通称奥多摩湖から下流が多摩川(たまがわ)上流の山梨県側が丹波川(たばがわ)となっている。現在の多摩という名前はもともと丹波(たば)と呼ばれていたという説もあるようだ。
湖沿いの道にある「のんきや」というラーメン屋に立ち寄った。なかなか個性的でおいしい。また丹波山村で釣りをするときにも訪ねたいと思う。
車中泊できそうな場所を探し日帰り温泉と道の駅が隣接している場所を見つけたのだが訪ねてみるとこの日は温泉は休業との事で残念ながら入ることはできなかった。休業を知らなかったであろう人が私以外にも何人か来ていた。道の駅では鹿肉や地元で生産しているわさびなどが売っており、鹿肉のチョリソーで作ったブリトーをいただいたのだがとても美味しかった。こちらもまた訪ねたいと思う。
翌朝道の駅からそのまま川へ降りて釣りを始める。水は都内の多摩川とは比べ物にならないくらい澄んでいる。水量も十分だ。
丹波川沿いに家が何件か見えるが崖に家が建っているように見える。大雨の日とか大丈夫なのだろうか。
しばらく釣りあがっていると20cm強のヤマメが反応してくれた。放流魚だと思うがだいぶヒレも回復している。
川沿いにコスモスが咲いていた。そういえばこの時期の花かと思い出す。何枚か写真を撮っていると先行者がいる事に気が付いた。話しかけてみると「今釣っているポイントでしか釣りをしないので釣り上がっても大丈夫ですよ」との返事をもらった。お礼を言い釣り上がる。
小さなヤマメ。こちらも放流だろうか。稚魚放流している河川も多いのでワイルドかはわからない。最初に釣れてからはこのサイズばかりになってしまったので少し上流へ移動することにした。
上流部に入ると川幅の関係なのか水量が多くウェットフライで水中を狙わないと難しそうだが今回はシンキングラインを家に置いてきてしまっていた。少しドライで狙ってあまり反応がないためこの辺りで上がる事にした。
今回の釣行はいつも使っているインファンテが破損して修理中だったため昔使っていた SAGE のロッドを持って行った。ロングキャストにはいいのだがインファンテと違い竿が固いので合わせのミスが連発してしまいこのロッドに慣れないと難しい。そしてインファンテや低番手のロッドに比べてかなり重いので手返しよく釣り上がる渓流での釣りよりも中流域でのウェットの方が向いているように思えた。
今回丹波川での釣りは初めてだったが短い区間でそれなりに変化がある川で楽しむことができた。年に何回か通ってどういう釣りをすれば釣れるのか探るといいかもしれない。
沼津周辺の湧水群
久しぶりに沼津へ行くことにした。昔は現在ほど人が多いような印象はなかったのだが漁港が観光地化することで大勢の人が外から訪ねるようになったのだろう。
漁港からそう遠くない場所に柿田川湧水群がある。好きな場所の一つで何度か訪ねている。
国道一号線の脇から突然この川幅の清流が現れる。川の中に緑に見えるのはバイカモだ。対岸では BBQ でもしているのだろうか。写真を撮っている私がいるのが東側で公園になっているため誰でも入ることができるのだが、柵があり川岸まではいくことができない。以前も対岸に人を見つけたため西岸を散策して川まで下りられる場所を探したのだが見つけることができなかった。今であれば Google Map などで簡単に見つけることができそうだ。
散策を続ける。いろいろな場所から水があふれている。
有名な青い色の井戸へやってきた。水面には上に生えた気が反射していて井戸の青い色と混ざり不思議な色合いになっている。柿田川はここで切り上げ次の場所へ向かうことにした。
次は三島にある源兵衛川へやってきた。こちらは市街地のなかに突然清流が流れている。川の両脇は民家だ。
歩道が川の脇に整備されておりそのまま上流へ向かうことができる。
しばらく歩いていると川の中にカラーが咲いていた。自生したカラーを見たのは初めてかもしれない。
犬の散歩をする人やをウォーキングをする人、学生などが利用しており、地元の人の憩いのばしょとなっているようだった。観光客の姿はあまり見なかったように思う。
川に面する道路の脇には休憩所がある。「夏場はここで川に足を入れてビールでも飲んだら最高だろうな」などと思いつつ家に帰ることにした。
梅雨の富士川水系 - その2
午前中の釣行の続き。
午前中でいいサイズの魚が釣れたため午後は別の川へ向かい様子を見ることにした。
下部から本栖方面へ向かう途中にある栃代川へ向かう。
この川は渇水時でも比較的水量があるため普段よりもかなり急な流れになっていた。この岩場は普段は水は流れておらず通り道として利用しているのだがこの日は滝のようになってしまっていた。ほかに登れるような場所がないため仕方なくここを上り釣りをする。
やはりどのポイントも水量が増え白泡が立ちフライを落とすようなポイントはほとんどなくなってしまっていた。流れの両脇も増水し川を上る場所を探すのに苦労する。
増水のため川を上るのをあきらめ遠巻きに森を抜け上流へ向かう。途中葉の上で休むカゲロウを見つけた。フタスジモンカゲロウの亜成虫だろうか。水生昆虫が豊富であればそれだけ魚のえさが豊富であるということだ。
ようやく釣り上げることができたのは 10cm 程のヤマメだった。本来であればこの河川にはヤマメではなくアマゴが生息しているはずなのだがこの魚には朱点が全く見当たらない。その昔、放流された魚の中にヤマメが混じりその子孫が生き残っているのだろうか。
かなりシビアな釣りとなってしまいこれ以上は難しいように思えたので上がることにした。
翌日。釣行で利用したシューズを乾かしていると傍らにアマガエルの姿が見えた。これだけ近づいても全く逃げようとはしない。
庭にあるザクロの木にゴマダラカミキリを見つけた。
都内では見かけたことがない生物を身近に見ることができる。たまの帰省もなかなか楽しい。