日々に疎し

釣り, カメラ, 日々の雑感とか

春のフライタイイング

3月になると本州以南の多くの河川で渓流魚の釣りが解禁となる。

その準備をしていなかったのでそろそろ巻いておくかと重い腰をあげた。なぜ腰が重いのかは後述する。

 

極小のミッジのパターン。ユスリカのイミテーションだ。あまりに小さくフィールドではほぼ見えなくなってしまうためウィングを多めにつけている。フックのサイズは #30 という極小サイズで世界最小クラスのフックだ。 現在は #32 が最小とのことだがはっきり言って見えない。つまめない。精密工具用のピンセットで持ってバイスに挟み込みタイイングしなければならない。

これが「腰が重い」理由だ。

もし床にでも落としてしまうと見つけるのが非常に困難だしタイイングでも量産していると目がとても疲れる。

 

こちらも #30 のフックだが形状が異なる。こちらの方がタイイングはしやすい。上部のウィングの部分だけ水面に浮かび赤いボディの部分は水面下に沈む。ちょうど羽化しようとしているユスリカをイミテートしている。

 

これでサイズ感が少しは伝わるだろうか。 

 

ウィングに使っているマテリアルの CDC。鴨の尾の付近にある尾脂腺(びしせん)付近の毛だ。鴨が毛づくろいするのはこの脂を全体に塗り浮力を維持し保温するためだ。

 

拡大すると細かい毛が無数にあることがわかる。ここに空気を溜め込み浮力を得るのだ。

 

とりあえず数はできた。

 

ここまで小さいドライフライは使わないという人も多いだろうが春の河川ではこのサイズ"以下"の虫しかいない場合が多く、ライズがあってもサイズが大きいフライだと食べてくれないことが少なくはない。ニンフにして水面下に沈めてしまえばいいのだけれど、せめて解禁直後はドライフライで釣りたいというエゴなのでした。

さて、準備ができたのでどこに行くか決めるとしよう。