山梨での正月
正月で実家に帰省した。今回のカメラは SIGMA SD1 Merrill。レンズは 35mm と 100-400mm とを持って行った。 SD1 と 100-400mm の組み合わせが初めてだったので撮り歩いてみたいななどと思っていた。幸い天気にも恵まれたので本栖湖の辺りまで車を出すことにしたのだった。
車で1時間もしないうちに本栖湖に到着。湖畔に目をやると冬キャンを楽しむ人の姿があちこちに見られた。昔はこんなにいなかったように思うが某アニメの影響だろうか。ソロのキャンパーもちらほらいるようだ。
100-400 でいろいろ撮れるかと思っていたのだが SD1 に装着すると 150-600mm となりなかなか画角に収めることができない。 35mm を実家に置いてきてしまったのと湖を一周して写真を撮るには時間がないのとで、富士山の写真を撮るのみになってしまった。
帰り道の展望台の付近から南アルプスの荒川岳が見えた。手前の山には全く雪は積もってはいない。単純に標高差でこうなるのだろうか。150mm で撮影。
荒川岳を 600mm で撮影。比較的安価なレンズなのだがその割にいい写りをしてくれる。
こちらは富士川。セグロセキレイがいたので写真に収めようとするが素早く歩き回るためなかなか思ったようにとることが難しい。
こちらも富士川の河原だが森のようになっている。大雨で流されたりはしないのだろうか。
こちらは鹿の足跡だ。いたることろで見ることができる。
私が幼いころはほとんど見たことがなかったのだが増えているということなのだろう。山林と集落との間に柵を設け、鹿の侵入を防がなければ農作物が食い荒らされてしまうような状況だ。
実家の庭先にはサネカズラが赤い実をいくつも垂らしていた。こちらは 35mm で。
今回 SD1 と 100-400mm の組み合わせは初めてだったのだがなかなかいい写りをしてくれたと思う。この値段でこれだけ撮れたら十分だろう。それと sd Quattro とは違い雲のような淡く輪郭のはっきりしないような被写体を映しても滲むような写りになることはなかった。
ピーキーで sd Quattro よりも扱いが難しいのだが、やはりこのセンサーでフルサイズの L マウントカメラを出してほしいなと思う。
江ノ島周辺をぶらぶら
仕事で江ノ島の近くへ行くこととなった。
そういえば江ノ島へは行ったことがない。土日は人が多そうなので避けていたということもある。しかし今日は平日だ。待ち合わせの時間よりも早めに現地へ行き、近場をぶらぶらしてみることにした。
カメラは SD1 merrill で、レンズは 35mm F1.4 にした。そういえばこの組み合わせで使うのは初めてだ。
「のりようかん」という名前に二度見してしまった。かなり歴史があるようだ。少し興味はあったのだが、登山の時以外でようかんを食べないので今回は見送ることにした。
かなり古そうな石柱がある。今まで避けていたのもあってか江ノ島周辺に関しては全く知識がないので後日調べてみることにしようと思った。
通りを抜けると江ノ島が見えた。時間もないのでさっさと向かうことにする。
江ノ島に初上陸。平日とはいえ流石に人が多い。小学生の団体が上から降りてきたばかりのようで参道の入り口に溢れていた。
参道沿いの商店の軒先には提灯が掲げられていた。フォントが可愛い。絵のデザインは江ノ島に合わせているんだろうか。
昔懐かしい感じのガチャガチャを見つけた。左側に映画館でよく見かけるキャラによく似た何かがいるが見なかったことにして先を進む。
参道の商店街を抜けたところにある鳥居から振り返って撮影。対岸から渡ってきた橋と海、そして参道の商店街。欲張ったせいで情報量の多い写真になってしまった。
そろそろ待ち合わせの時間なので来た道を戻ることにした。西側を向くと冠雪した富士山が見える。静岡側から見た富士山とは違いしっかり雪を被っている。
撮影した時には気がつかなかったが拡大してみると中央の防波堤にけっこうな人が釣りをしている。平日からこんなに人がいるのだから土日はもっといるのでは、などと考え「釣りをしに来ることはないかな」と思ってしまった。
そういえば江ノ電に初めて乗った。民家沿いの狭い線路を抜けていく感じが初めてで、ちょっと怖いくらいだ。だがこれはこれで味があっていいのでたまには電車でぶらぶらするのもいいかもしれない。電車ならお酒も飲めるし。
息抜き
自作デジカメの進捗があまりよろしくないので息抜きに SIGMA DP1 を持ち出してぶらぶらしてみることにした。幸い天気もいいので DP1 でもなんとかなりそうである。
旧前田侯爵邸洋館を駒場公園の広場側から撮影。ここは現在目黒区の所有となっており自由に出入りすることができる。公園に向けられたベンチに腰掛け本を読んでいる初老の男性がいた。日差しもあるので気持ち良さそうだ。
公園の紅葉の見頃はまだ少し先、といったところだろうか。これは DP1 らしい色で撮ることができた。
和館の方へ移動する。こちらはシャドー部が潰れてしまっている。撮影状況にもよるがやはりこのカメラは使いこなすのが難しい。
和館に入り窓越しに庭を撮影していると池の辺りに鷺が見えた。ここを案内している方も「ここでは初めて見ました」とのことだった。近くに駒場野公園の水場もあるので鳥にとっては過ごしやすいのかもしれない。
こちらの紅葉もまだ先のようだ。
和館を出て再び洋館の方へ。銀杏の木は上の方はだいぶ色づいてきている。あの独特な匂いがするので下をみると銀杏の実が落ちていた。個人的には黄色くなったものよりも緑色の方が美味しいように思う。
今日はいい天気で DP1 にとってはかなり撮影しやすい環境だった。10年前のデジカメだがまだまだ現役でいけそうだ。そしてこの軽さ。250g しかないので持ち歩いても全く疲れない。できたらもう一度、このくらいのサイズで DP1 をリニューアルしてくれたら嬉しいのだけれど。ミラーレス化の波はそういう部分も多分にあるように思える。
デジカメ製作 - 2
自作デジカメが出来たので持ち出して撮影して見ることにした。
センサーは Sony 製の 8M pixcel の 1/4 型で NoIR で赤外線カットフィルタが付いていない。それで独特な絵を撮ることができる。
今回はあえて白黒にして NoIR の特徴的な色彩は出さずに輝度を上げるためにのみ使ってみることにした。
のぼりの黒い漢字の部分にピントが合っているように見える。背景はかなり滲んでしまっている。これはわりとまともに撮ることができた。
picamera で以下を設定して撮影。
ISO: 400
Saturation: -100
Brightness : 60
こちらは全体がかなり滲んでいる。
ああ。これはダメだ。全く意図した絵になっていない。
これは背景が飛んでしまっている。
うーん。これは全体的にダメだ。パラメータの設定を見直さないとまともな写真が撮れない。ということで一旦家に戻りパラメータの調整をすることにした。
調整後に撮影。かなりまともになった。
ISO: 100
F: 2.0
シャッタースピード: 1/800
赤外線の影響なのか、日が当たっている植物の色が肉眼で捉えた映像とだいぶ異なって見える。
ISO を 100 でシャッタースピードを速くすればそれなりに使える写真が撮れることがわかったので、次回はカラーも交えてテストしていきたいと思う。
デジカメ製作
今回は今までとは少し違った話を書こうと思う。
正直なところ、ここでプログラミング関連の話を書くつもりはなかった。あくまで釣りとカメラと日々の雑観などを書こうと思っていた。理由はとても単純で検索エンジンのノイズとなってしまう可能性が高いためだ。
プログラミングをしていてよく検索エンジンを使うのだが出てくる情報でまともに使える情報というものがあまりに少ない。知りたい情報を書いたページに辿り着くのにとても時間がかかる。そういうわけで割とうんざりしていて自分でも技術関係の記事を書く気が失せてしまっていた。これは完全に検索エンジン側の問題だと思うので改善が望まれる。
さて、今回は「カメラ」の製作という”こじつけ”でこの記事を書こうと思う。
人間インプットが続くとアウトプットしたい要求、というものが高まるようで、今回はその限界値を超えてしまったようだ。この記事がノイズとなってしまったら申し訳ない。
カメラのベースに選んだのはこちらのイベント builderscon tokyo 2018 で uzulla さんが発表された電子名札にすることにした。
電子名札ガジェットの詳細はこちらから。
https://blog.builderscon.io/entry/general-ticket-announcement
なぜこれをベースに選んだかというと、自分でケースなどを実装するスキルがなく、とりあえず外に持ち出せるものが欲しい、という要求にマッチしたからだ。しかも撮影した画像の確認に電子ペーパーが使える。
raspi zero と 32G の SD カード、オフィシャルのケースにカメラモジュール v2 を固定する。 raspi zero は この記事を書いている時点ではスイッチサイエンスのオンラインショップから648円で購入することができる。
この raspi zero は Wi-Fi も Bluetooth も無い。そして1人につき1つまでしか購入することができないため注意が必要だ。
このオフィシャルケースは背面に GPIO のピンを出せるようになっているので raspi zero の裏面(表裏があるのかはわからないが zero WH とは逆方向)にピンが出るように半田付けをして固定する。
バニラ基盤に各モジュール用の配線のハンダ付けを行う。今回は電子ペーパー、タクトスイッチ x 2、RTC モジュールの4つを実装することにした。
タクトスイッチにはプルダウン抵抗を入れてあるのだが、実装した後に raspi の SoC にはプルアップとプルダウン抵抗が内蔵されていることに気が付いた。この抵抗を入れなかったらもう少し実装することができたなと少し反省した。
こちらは RTC モジュール。結構大きいので邪魔ではあるがこの raspi zero はネットワークに繋がらない( PC や Mac 経由ではつなぐことができる)ため RTC モジュールから得た時間を設定する必要がある。
コネクトした様子。
背面からタクトスイッチが見える。これをシャッターにする。
ソフトウェアは Python で実装する。電子ペーパーがポートレートなので picamera で撮影したランドスケープの画像を Pillow を使って左右をトリミングして画面サイズに合わせている。
ひとまず実装ができたので次回は外に持ち出して実際に撮影してみることにした。