日々に疎し

釣り, カメラ, 日々の雑感とか // 現在 Google Photo との連携機能に障害が発生しておりスマホでの閲覧時に写真が見れなくなっております

梅雨の富士川水系

梅雨の時期に帰省する機会ができた。ついでに釣りに行こうと思っていたのだが釣行の予定日の前日まで大雨となりあきらめかけていたがそれが杞憂に終わるほどの好天となった。

元気に育つ稲を横目に釣り場へと向かう。

 

先日までの雨の影響でかなり増水している。もともと水量が少ない河川なのでポイントがほとんどつぶれてしまっている。中下流域は釣りが難しそうだったので水量の少ない源流部まで向かい釣りをすることにした。

 

天候は回復しどんどんと気温が上がっていく。

 

入渓してみたのだがやはり水量がかなり増えており、フライで狙えるポイントはかなり少ない。

 

少ないポイントから飛び出してくれたアマゴ。20cm だが体高がありなかなかきれいだ。ひとまずボウズは逃れることができたので一安心した。

 

そのまま釣りあがるが普段水が流れていないような場所まで水が流れていて相変わらず狙えるポイントは限られている。

 

そろそろ昼なので目の前にあるよさそうなポイントを狙って上がる事にする。何回かフライを落とすと下から大きな影が浮かび上がってきた。しかしフライをくわえてはくれない。粘って狙っているとついにフライが水面から消えた。「来た」と遅めに合わせるとなかなかな手ごたえが伝わってくる。釣り上げてみると 28cm のアマゴだった。今のところ今年一番のサイズだ。朱点の散り方も美しい。

 

下流部は里川でそこまで深くない谷なのだがこういう魚に出会えるのは岩場や淵が点在しているからだろうか。それと針葉樹よりも広葉樹の方が多いのでそれも影響しているように思う。

午前中だけの釣りだったが満足のいく釣行となった。午後は別の渓流に向かうことにする。

仙川沿いをぶらぶら - その3

前回からの続き

目的の曜変天目を見ることができたので二子玉川へ向かうことにした。

美術館の奥を進むと岩崎家廟がある。山を下りられる場所を探す。

 

廟のすぐ近くに階段がありここから降りられるようだ。

 

水路沿いをしばらく歩いて野川方面へ向かう。

 

仙川が野川に合流した少し下流の流れ。雰囲気はとてもいいのだが釣り人の姿は見られなかった。もしかしたら釣りは禁止されているのかもしれない。

 

野川と玉川の間にある多摩川二子橋公園には多くの人が訪れていた。本当にいい場所だと思う。

 

いい構図だったのでシャッターを押す。

 

川の水はそこまで汚れているようには見えない。

 

二子玉川駅のホームからきれいな夕日が見えたので写真に収める。私が写真を撮っていると周りの人たちも携帯のカメラで写真を撮り始めた。ちょうどいいタイミングだったのだろう。

世田谷区は仙川沿いから野川、多摩川まで歩いてきたのだが想像以上に緑が多く全く飽きることがなかった。普段から住んでいればなんとも思わないのかもしれないが私にとってはいい散策になったと思う。

今回は個別の RAW 補正はほとんど行わずに SPP のデフォルト設定で現像したのだがなかなかいい出来で驚いている。そろそろSIGMA のフルサイズ L マウントが発売されるのでそれも楽しみだ。

 

仙川沿いをぶらぶら - その2

前回からの続き。

岡本公園周辺を散策する。

 

公園に入るとすぐに竹林があり周辺住民(おもに幼い子供たち)の遊び場になっているようだった。ちゃんと手入れされているようでタケノコも新しいものがたくさん生えていた。

 

岡本公園をぶらぶらしていると民家園というものを見つけたので訪ねてみることにした。りっぱなかやぶき屋根の古民家だ。

 

家の脇には井戸や大八車、昔の農機具などが並んでいる。

 

民家の中にも入ることができる。そういえば幼いころは田舎でははこういう土間のある家はまだ残っていたように思うが最近は全く見なくなった。

 

かまどだ。これは初めて見たように思う。

日も傾いてきたので美術館へ向かうことにする。

 

美術館は公園のすぐ隣の山(と言っていいのか丘と言えばいいのかはわからないが)の上に建てられている。残念ながら館内の撮影は禁止との事で写真はないのだが曜変天目を見ることができた。ラウンジに特に主張するような感じでもなく展示されており、直射日光が当たって見る角度によって色彩ががらりと変わる。もしかしたらだが、直射日光ではない明るい場所で手に取って見たほうが奇麗に見えるのではないだろうか。だがそれもかなうはずもなく、間もなく閉館となるため外へ出た。

館外にある展望デッキから神奈川方面を望む。奥はうっすらと山が見えた。

 

 

仙川沿いをぶらぶら - その1

唐突だが曜変天目という茶碗をご存じだろうか。

世界で3点(4点という説もあり)しか現存しない茶碗で、中国は南宋時代に作られたとされている。その現存する碗のすべてが日本にありそれも日本各地で同時期に展示されるというのだ。そのうちの一つが世田谷区の静嘉堂文庫美術館で展示されているという。以前から見てみたいと思っていたので空いた日を使い訪ねることにした。

 

小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩で仙川沿いを歩いて向かうことにした。途中竹林を見つけ、こんな場所が都内にあるのかと写真に収めてしまった。

 

仙川に到着。川沿いには歩道が整備されており多くの人がここを利用しているようだった。水も想像していたよりもきれいだ。

 

川沿いを歩いているとあまり見ない魚影が見えた。ナマズだ。日の当たる場所でこういうふうに見るのは初めてかもしれない。コイとナマズがすれ違うタイミングでシャッターを押す。

ここでもまた釣りがしたい欲求が出てきてしまい、しばらく川を眺めていたのだが閉館時間も迫っているため先に進むことにした。

 

大蔵運動公園の親水園へ到着。男性がなにか調べものをしているようだ。なかなかいい構図だったので写真に収める。

 

 

親水園の脇には人工的な小川が作られており親子で遊ぶ姿がいくつか見られた。釣りをしているように見えたのだがエビでもつれるのだろうか。

 

仙川から分水した水路には黄菖蒲が一面に咲いていた。あまり世田谷を散策したことはないのでこんなにも緑があるのかと驚かされる。

 

目的の美術館の隣にある岡本公園の入り口付近まで来た。美術館の閉館までまだ時間がありそうなので付近を散策することにした。

忍野を散策

GWに忍野へ行ってきた。忍野といっても今回は釣りではなく散策と写真を撮る事が目的だ。釣りの時はあまり写真を撮る余裕がないため今回のような時間を作りたかったのだ。

 

いつもの場所ではあまり人影がなく親子で釣りをしている二人しかいない。こんな光景は初めて見るように思う。写真を撮ることが目的と言ったがすぐに釣り具をもってくればよかったと後悔した。

 

釣り具がないのであきらめて忍野八海方面に向かう。こちらは多くの観光客でにぎわっていた。

数年前に比べて外国人観光客の姿がかなり増えたように思う。富士山が世界遺産になったためツアーのルートに忍野八海が組み込まれているのだろう。

 

砲弾のような大きなニジマスが無数に泳いでいる。こんなコンディションのいい魚は本州だと宮城の荒雄川くらいでしか釣ったことがない。

 

こちらはアルビノニジマス。尾びれもピンと張っていてコンディションがよさそうだ。湧水池に浮かび上がって見える。

 

湧水の辺りでは水草が揺らいで幻想的な雰囲気を出していた。

 

有料のエリアがあったので入ってみると観光客の姿も少なく快適に散策することができた。こちらはその中にある水車で観光用だと思うが今も動いている。写真なのでシャッタースピードを遅くしないと動いている様子を伝えられないのだが手持ち撮影のため断念した。

 

昔はこういう風景が当たり前だったのだろうか。

池の状態もわりときれいですべての池を有料にすればいいのに思ってしまう。というのも他の池では観光客が投げ込んだであろうコインが底にしずんでいたり魚用のエサを投げ込めるため藻がかなり増えていたりで昔に比べ水質があまりよくないように思えたからだ。

 

散策を終え川沿いを下る。菜の花と新緑と富士山の色合いがとてもきれいだ。たまには釣りをしない忍野もいいなと思わせてくれた。